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白磁茶碗・急須セット

¥15,400
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アートビオトープスイートヴィラ ゲストルームにご用意した白磁煎茶器セットは、スイートヴィラレセプション棟のエントランスに設置された作品「空和(うつわ)」を制作いただいた世界的に活躍する陶芸家、近藤高弘氏によるデザインです。

近藤氏の祖父は、雄渾な染付で知られる人間国宝・近藤悠三。染付の素地として用いられる白磁は、近藤氏にとって非常に馴染み深い素材の一つです。 素材の特性を生かし、一般的な煎茶器のように透明釉を掛けず、敢えてマットに仕上げた表面は、玉石のように落ち着いた柔らかな光を投げかけます。 フォルムもとても美しく、急須からの茶の一滴一滴をゆっくりと小さな茶碗に注ぎ、そっと口に含むその瞬間は、茶の味わいが殊に引き立てられます。是非一服の豊かなひと時を、横沢の爽やかな風、そして静かな時の記憶と共にお楽しみいただけたら嬉しいです。


近藤高弘(こんどう・たかひろ)
京都に代々続く陶芸家の家に生まれました。祖父は染付で有名な人間国宝・近藤悠三(こんどう・ゆうぞう)、父も陶芸家・近藤濶(こんどう・ひろし)という環境の中で育った彼でしたが、高校・大学と卓球に打ち込み、全日本学生チャンピオンにまでなります。陶芸の道に進む決意をしたのは26歳の時、京都府立陶工職業訓練校で学び、1994年には京都市芸術新人賞を受賞、2002年には文化庁派遣芸術家在外研修員として、エジンバラ・カレッジ・オブ・アート(イギリス)を修了しました。その後も、陶芸の概念にとらわれない立体作品を数多く制作し、国内外の美術館で多くの展覧会を開催しています。

1958 京都市東山、清水に生まれる
1985 京都府陶工職業訓練校卒業
1990 「染付の仕事」サンパウロ美術館(ブラジル)
1994 京都市芸術新人賞受賞
1995 「KONDO TAKAHIRO New Blue&White」スコットランド王立博物館(イギリス)
2000 「古代中国青花と現代日本近藤染付展」北京故宮博物院・紫禁城(
中国)
2002 文化庁派遣芸術家在外研修員
2003 エディンバラ芸術大学修士課程修了(Inglis Allen Masters賞 受賞)
2005 「Contemporary Clay-新世紀の日本の陶芸」ボストン美術館(アメリカ)
2010 「未来を担う芸術家 DOMANI・明日展2010」国立新美術館(東京)
2013 「New Blue&White」ボストン美術館(アメリカ)
2015 「Contemporary Japanese Ceramics in Global Context」メトロポリタン美術館(アメリカ)"

内容 茶碗2個、急須1個セット
素材 磁器
サイズ 茶碗 ⌀60×H53mm、急須W140×H90mm