乾季の間、雨は降らずに太陽は容赦なく照りつける。乾ききった大地に立ち、母と子がずっと遠くを見つめていた。

東海林美紀 Miki Tokairin
1984年生まれ。写真家。西アフリカのサヘル地域に暮らす人々との生活のなかで、女性、母と子の撮影を始める。現在は世界各地に残る伝統文化や自然をテーマに撮影と執筆を行いながら、サウナ・スパ文化のリサーチを行なっている。著書に写真絵本「世界の友だち　エチオピア」（偕成社）などがある。