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留守は工芸、さかぎしは現代美術、という領域の違いがありながら、ともに複雑で独特な、鉄の粒を溶かした溶接、磁土の垂らしこみと積層、乾燥、焼成、と、素材の限界に向き合う、実力作家。
「成る」こと、「生まれる」ことへ、直向きに対峙して評価の高い二人の、「造形」を超えた、見えない「宇宙芸術霊」への信頼を嗅ぎとっていただきたい。(武蔵野美術大学教授 新見隆)

 

さかぎしよしおうさんは磁土を一滴一滴スポイトでたらし、それを丹念に積み上げていくことで、独自の有機的な造形を作り出しています。磁土の粒は一段ずつ乾燥させながら、長い時間を掛けて積み上げられます。こうした磁土の粒は作り手の意識を超えて、自然に隣の粒と繋がり、また離れながら、生き物であるかのような独自の形を作りだしていきます。

さかぎしよしおう Yoshiou Sakagishi
1961年 米国生まれ
1986年 多摩美術大学絵画科卒業
1989年 英国にて何もしない(~1990年)
2005年 「アジアの潜在力」愛知県美術館
2007年 「六本木クロッシング 2007」森美術館、「プライマリー・フィールド」神奈川県立近代美術館葉山
2015年 「鎌倉から始まった。1951-2016」神奈川県立近代美術館
2016年 「生への言祝ぎ」大分県立美術館、「蜘蛛の糸」豊田市美術館
2018年 個展 ギャラリエ・アンドウ・東京(2000年~)、「白と白──手技(アルス)の深層 ゲーテの手」ギャラリー册(東京)
パブリックコレクションに、神奈川県立近代美術館、豊田市美術館、東京都現代美術館

ギャラリー册「現代工芸VS.美術、十二人の競演──ゲーテの目、あるいは舞踊する庭」2021年7月1日~10月16日 展示作品

 

サイズ W152×D86×H61mm
素材 磁土
制作年 2004年